2008 年
6 月
2 日
季節は巡り 時代は過ぎても 変わらなくてもいいものがある
〜第16回環境自治体会議 ゆざ会議〜
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5月28〜30日に山形県遊佐町で行われた環境自治体会議に参加しました。今までなかなか日程が合わずに行くことができなかったのですが、遊佐は生活クラブの共同購入を通じて地元の生産者の方と交流があり、武蔵野市のセカンドスクールでもお世話になっていることからぜひ参加しなくてはと思いました。
一日目の基調講演「ただの生き物の大切さ」 講師 秋道 智彌さん(総合地球環境学研究所副所長) 生物を人間にとって有用であるとか、害があるということではなく、大きな自然の中での存在としての視点で見ていこうということ。「人が生物とかかわることで地域に基づいた『文化誌』としての物語が生まれ、ただの生き物としての生物を守ることで次の世代に文化史的背景を伝えていく」という視点が新鮮でした。 その後「いきものの多様性と郷土力」をテーマに森誠一さん(岐阜経済大学教授)白籏 史郎さん(山岳写真家)黒瀬喜多さん(秋田県大潟村村長)の鼎談や会員首長のスピーチなどがありました。
二日目は12の分科会に分かれ、午前中がフィールドワーク、午後がパネルディスカッションでした。私は第七分科会「今こそ見直す地域の食材と郷土料理」に参加しました。 パネリストには武蔵野市にも食育・フードマイレージの講演会に来てくださったCS・まちデザイン理事長の近藤惠津子さん、自給率向上のための「米育ち豚」平田牧場の新田喜七さん、郷土料理家の奥山京子さん、山形大学農学部からは在来植物を研究する江頭さん、フードマイレージについては小沢さん。 コーディネーター 平 智さん(山形大学農学部教授) コメンテーター 黒瀬喜多さん(秋田県大潟村村長) 自給率を上げるために特区の申請をし、100%輸入に頼っている畜産飼料(とうもろこし・サイレージなど)を減反に対する転作補助金を得られる飼料米を栽培することで、農家の水田を守ってきたという新田さんのお話は、米育ち豚を共同購入で食べてきた私にとって親戚のお話を聞いているようでした。温暖化による干ばつや大雨による輸入作物の減少に対して、食糧自給率を高めることと自然を守ることは並列であることを確認できた分科会でした。
三日目は各分科会の発表があり、どの分科会の内容も興味深く、全部出席したかったとの想いを強くしました。 午後は、鳥海山をご神体とする「出羽國一宮鳥海山大物忌神社」の宮司さんに直接お話を伺いました。何年か前、台風の北上によって松くい虫が発生し、枯れた松を切ったところ、その後の杉も枯れてしまったそうです。ご好意で見学できた、神聖な湧き水の「丸池様」の水位が下がっているとのお話に、経年での水位調査などが必要ではと思いました。
遊佐町の教育委員の方や地元のスタッフの方々、旅館のみなさん、とにかく優しい、水道は100%地下水、鳥海山の水田に映える美しさ。この遊佐の町、そして地球全体が健やかであるために、この会議で学んだことを生かしていかねば、と思います。
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